PAPPANO’S Club Cantabile(パッパーノズ・クラブ・カンタービレ) オフィシャル ファンクラブ

2014年、本音楽祭のアドヴァイザリーコミッティーである、サー・マエストロ・アントニオ・パッパーノの誕生日(12月30日)を機に、PAPPANO’S Club Cantabileを発足いたしました。

別府アルゲリッチ音楽祭ではミーティングポイントとして、マエストロ アントニオ・パッパーノとの出会い、与えられた感動を分かち合い、これからのマエストロの活動を力強く応援していきたいと思っております。
今後、この活動を“PAPPANO’S Club Cantabile”(パッパーノズ・クラブ・カンタービレ)と称しマエストロ パッパーノの活動情報等を皆様と共有していきます。
※“PAPPANO’S Club Cantabile”の発足はオフィシャルな許可をいただいております。

指揮者
コヴェントガーデン王立歌劇場 音楽監督
ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団 音楽監督
ロンドン交響楽団 首席指揮者
別府アルゲリッチ音楽祭 アドヴァイザリー・コミッティー

2024年の活動

英国ロイヤルオペラ2024年日本公演

ジュゼッぺ・ヴェルディ:「リゴレット」
 指揮:アントニオ・パッパーノ 演出:オリヴァー・ミアーズ

6月22日 15時開演 神奈川県民ホール
6月25日 13時開演 神奈川県民ホール

6月28日 18時30分開演 NHKホール
6月30日 15時開演 NHKホール

ジャコモ・プッチーニ:「トゥーランドット」
 指揮:アントニオ・パッパーノ 演出:アンドレイ・セルバン

6月23日 15時開演 東京文化会館
6月26日 18時30分 東京文化会館
6月29日 15時開演 東京文化会館
7月2日 15時開演 東京文化会館

◆ロンドン交響楽団

9月24日 19時開演 アクロス福岡

◆ロンドン交響楽団2024年日本公演

9月25日 19時開演 ザ・シンフォニーホール(大阪)
9月26日 19時開演 サントリーホール(東京)
9月27日 19時開演 サントリーホール(東京)

◆〈Kitaraワールドオーケストラシリーズ〉サー・アントニオ・パッパーノ指揮 ロンドン交響楽団

9月29日 15時開演 札幌コンサートホールKitara

プロフィール

 アントニオ・パッパーノは1959年12月にロンドンでイタリア人を両親に生まれた。米国で、ピアノ、作曲、指揮法をノーマ・ヴェリーリ、アーノルド・フランチェティ、グスタフ・マイヤーに学ぶ。キャリアの初めからオペラや劇作品に特別の愛情を示した。コレペティートルやアシスタント・コンダクターを務めながら、ニューヨーク・シティ・オペラ、バルセロナ・リセウ劇場、フランクフルト歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ等の世界中の歌劇場との関係を瞬く間に築いた。バイロイト音楽祭では「トリスタンとイゾルデ」「パルシファル」「ニーベルングの指環」の上演でダニエル・バレンボイムのアシスタントを務めた。

 1987年、パッパーノはオスロ国立歌劇場で「ラ・ボエーム」で指揮者デビューし、1990年に音楽監督に任命されている。この間、コヴェント・ガーデン歌劇場(1990年6月「ラ・ボエーム」)、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、サンフランシスコ・オペラ、シカゴ・リリック・オペラ、パリ・シャトレ座、ベルリン国立歌劇場で指揮者デビューを果たしている。
 パッパーノは32歳でベルギー・王立モネ劇場の音楽監督に任命された。任期中に「サロメ」「仮面舞踏会」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「カルメン」「オテロ」「ヴェルディ」「ピーター・グライムズ」「椿姫」「トリスタンとイゾルデ」「フィガロの結婚」「バラの騎士」「三部作」「期待/浄夜」「ペレアスとメリザンド」「ドン・カルロ」「アイーダ」等数多くのオペラ制作に携わった。またピアニスト活動も継続し、同劇場のリサイタル・シリーズで多くの国際的歌手の伴奏を務めた。

 1993年にウィーン国立歌劇場で、急遽クリストフ・フォン・ドホナーニの代役としてワーグナー「ジークフリート」の新演出を振り注目すべきデビューを果たし、絶賛された。1997年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場で「エフゲニー・オネーギン」の新演出でデビュー。同年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者となった。1999年には「ローエングリン」の新演出を指揮してバイロイト音楽祭デビューを果たしている。
 パッパーノはまた、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、リヨン管弦楽団、ベルリン放送交響楽団(現・ベルリン・ドイツ交響楽団)、東京フィルハーモニー、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ラジオ・フランス・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、フランクフルト放送管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、スカラ座管弦楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団等を指揮している。
 アントニオ・パッパーノはEMIクラシックス専属の指揮者としてレコーディングを行っている。これまでのレコーディングには「ラ・ボエーム」(エンハンストCD)「ドン・カルロ」「つばめ」等があり、「つばめ」は英国のグラモフォン誌の最優秀オペラ録音賞と年間最優秀レコード賞、フランスのル・モンド・ド・ラ・ミュジーク誌のショック賞と2つのディアパゾン・ドール賞、ベルギーのセシリア賞、ドイツのシャルプラッテン批評家賞、イタリアのムジカ・エ・ディスキ誌賞、米国の批評家賞等を受賞するなど多くの批評家から高い評価を受けた。ディスコグラフィはその他に、ロベルト・アラーニャ、アンジェラ・ゲオルギュー、ホセ・ファン・ダム、クリスティーナ・ガラルド=ドマス、マリア・グレギーナ、ニール・シコフらとの「三部作」、ロベルト・アラーニャ、トーマス・ハンプソン、パトリシア・プティボンとの「ウェルテル」等がある。2000年9月には、最初にアンジェラ・ゲオルギューやロベルト・アラーニャとマスネ「マノン」を、次にプラシド・ドミンゴやデボラ・ボイトと『ワーグナー:愛のデュエット』の計2枚のディスクをリリースした。2001年7月にプッチーニの『ミサ・ディ・グローリア』をリリースし、ついで11月に、ブノワ・ジャコ監督による新しい映画版プッチーニ「トスカ」のサウンドトラックをリリースした。EMIはまた昨年、ロベルト・アラーニャやアンジェラ・ゲオルギューとの共演によるヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」全曲録音や、「ニーベルングの指環」の数シーンを取り上げたワーグナーの2枚目のCDをリリースしている。2003年にはプロコフィエフ「協奏交響曲」をハンナ・チャンとの録音でリリース。パッパーノはグラモフォン誌の2000年度最優秀アーティスト賞を受賞した。
 1999年、アントニオ・パッパーノはコヴェント・ガーデン王立歌劇場の音楽監督に指名され、2002年9月に就任。2005/06年のシーズンにローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の音楽監督に就任し、2007年7月ともに来日した。

 別府アルゲリッチ音楽祭には2001年の第3回、2003年の第5回、2004年の第6回へ参加し、何れも東京藝術大学別府アルゲリッチ音楽祭特別オーケストラを指揮し、芸術性のみならずオーケストラの指導においても絶大な実力を発揮、絶賛を博した。なお2003年からは音楽祭のアドヴァイザリー・コミッティーを務めている。また2007年7月の別府アルゲリッチ音楽祭10回記念コンサートにローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団を率いて参加、自身が音楽監督を務めるオーケストラの実力を十二分に発揮し会場を熱狂させた。
 パッパーノの尽力により、2018年12月「ローマ・大分友好交流 別府アルゲリッチ音楽祭 in ローマ」が実現。マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキーとの世界中が羨む巨匠たちの共演は、2800名の聴衆を魅了した。

 2023年からロンドン交響楽団の首席指揮者(Chief Conductor Designate)を務める。

これまでの活動等

◆英国ロイヤル・オペラ2019年日本公演

C.F.グノー作曲「ファウスト」全5幕
 指揮:アントニオ・パッパーノ 演出:ディヴィッド・マクヴィガー

9月12日 18時30分開演 東京文化会館
9月15日 15時開演 東京文化会館
9月18日 15時開演 東京文化会館
9月22日 15時開演 神奈川県民ホール

G.ヴェルディ作曲「オテロ」全4幕
 指揮:アントニオ・パッパーノ 演出:キース・ウォーナー

9月14日 15時開演 神奈川県民ホール
9月16日 15時開演 神奈川県民ホール
9月21日 16時30分開演 東京文化会館
9月23日 16時30分開演 東京文化会館

◆英国ロイヤル・オペラ 2010年日本公演

『マノン』全5幕 ジュール・マスネ作曲
 指揮:アントニオ・パッパーノ/演出:ロラン・ペリー
会場:東京文化会館
9月11日 15時開演
9月14日 16時開演
9月17日 18時開演
9月20日 15時開演

『椿姫』全3幕 ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
指揮:アントニオ・パッパーノ/演出:リチャード・エア
会場:神奈川県民ホール
9月12日 15時開演

会場:NHKホール
9月16日 18時30分開演
9月19日 15時開演
9月22日 17時開演

◆2019年
1月17日、19日、20日
会場: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院(イタリア・ローマ)
曲目: リゲティ「ロマネスク協奏曲」、ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」(ヴァイオリン:テツラフ)、バルトーク「管弦楽のための協奏曲」
管弦楽: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団

2月7日、9日、10日
会場: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院(イタリア・ローマ)
曲目: ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第1番」(ピアノ:アルゲリッチ)、ショスタコーヴィチ「交響曲 第5番」
管弦楽: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団

2月8日
会場: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院(イタリア・ローマ)
曲目: ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
管弦楽: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団

3月2日
会場: サル・プレイエル(フランス・パリ)
曲目: メンデルスゾーン「交響曲第4番《イタリア》」、ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
管弦楽: ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団

3月6日、 8日
会場: バービカン・ホール(イギリス・ロンドン)
曲目: ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」(ピアノ:アンスネス)、チャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」
管弦楽: ロンドン交響楽団