清水髙師

Shimizu Takashi

ヴァイオリン

清水髙師は、6歳より徳永茂氏にヴァイオリンを学び、9歳で鷲見三郎氏を紹介され師事。10歳で全日本学生音楽コンクール小学生の部に優勝し、NHK交響楽団と共演。17歳で日本音楽コンクールに優勝。同年、鷲見氏の紹介でジョーゼフ・ギンゴールド氏に会い、ヤッシャ・ハイフェッツ氏を紹介される。2年後ハイフェッツ氏の勧めで欧州留学を決め、20歳の時、フランス政府給費生としてミシェル・オークレール女史に師事。国際コンクール優勝者を集めたフランス国際コンクールで最優秀グランプリを受賞。オークレール氏の推薦でカール・フレッシュ氏の弟子であるイフラ・ニーマン氏に師事。文化庁給費により英国で室内楽を14年間学び、ナターン・ミルシュタイン氏、ユーディ・メニューイン氏らとも深く関わる。メニューイン氏は清水をソリストに迎え、ロイヤル・フィルハーモニーと共演、そのデビューは名評論家により忘れがたい公演と評された。
公演と教育の両輪で別府アルゲリッチ音楽祭のアルゲリッチ総監督の下、音楽祭に参加する一方、チャイコフスキー、エリザベート王妃、ロンティボー等の国際コンクール審査員を務め、後進の育成に尽力している。今シーズンは欧州各地で招聘公演を行い、有望な若手日本人奏者の紹介にも努めている。