コンサートレポート【7/28 ピノキオ コンサート~大人とこどものための音・学・会 at 京都大学】

第24回別府アルゲリッチ音楽祭 関連コンサート

京都大学キッズコミュニティKuSuKuプロジェクトのキックオフイベントの一環として、
ピノキオコンサート〜大人とこどものための音(おん)・学(がく)・会(かい) at 京都大学」を百周年時計台記念館大ホールで開催しました。小学生の親子を中心に約500名がご来場されました。

稲垣恭子京都大学理事・副学長からご挨拶をいただき、続いて、NHK交響楽団の後藤康、横島礼理のヴァイオリンデュオがメンデルスゾーン、モーツァルトから聴き馴染みのある楽曲を流麗に演奏。楽器紹介の後、今年生誕150年を迎える大分出身で日本のアンデルセン久留島武彦作「弾きがえる」を、古賀涼子が、情景が浮かぶような豊かな表現力で語り、さらに後藤のヴァイオリンの効果音が、名作絵本に彩を加えました。

二部は喪失と再生をテーマにした「くまとやまねこ」の朗読の後、内容に添って選曲された楽曲を静かに演奏。最後はピノキオコンサートに因んだ「星に願いを」、横島礼理編曲版で情感たっぷりに演奏し、会場から惜しみない拍手が贈られました。

日時:2024年7月28日(日) 13:30〜15:05
会場:京都大学百周年時計台記念館大ホール
対象:小学生の親子 他
主催:京都大学
共催:(公財)アルゲリッチ芸術振興財団、(公財)文字・活字文化推進機構
出演:後藤 康(ヴァイオリン)、横島礼理(ヴァイオリン)、古賀涼子(朗読)

演奏曲 
F.メンデルスゾーン/F.ダヴィッド編:歌の翼に
F.メンデルスゾーン/F.ダヴィッド編:夏の夜の夢から「結婚行進曲」
W.A.モーツァルト/ F.ダヴィッド編:オペラ「魔笛」からパパゲーノのアリア
J-M.ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ集op.3-5ホ短調より第2楽章
G.F.ヘンデル/J.ハルヴォルセン編:パッサカリア
L.ハーライン/横島礼理編:星に願いを

朗読  弾きがえる(作:久留島武彦、子どもの未来社刊)
    くまとやまねこ(作:湯本香樹実、河出書房新社刊)