水戸室内管弦楽団
Mito Chamber Orchestra
オーケストラ
更新:2025.01.27
水戸室内管弦楽団(以下MCO)は1990年、水戸芸術館の専属楽団として、初代館長・吉田秀和の提唱により誕生した。日本を代表する指揮者・小澤征爾が、2013年水戸芸術館の館長に就任すると同時にMCOの総監督となり、存命中の2024年2月までその任にあたった。メンバーは、ソリストとして、またオーケストラの首席奏者として、世界的な活躍を続ける音楽家たちからなり、演奏会の度に、世界各地から水戸芸術館に集まり、集中的にリハーサルを行っている。 日本人作曲家への委嘱も積極的に行っており、一柳慧〈汽水域〉、林光〈悲歌〉(95年度尾高賞受賞)、平義久〈彩雲〉などを初演。またソニークラシカル、ユニバーサル・ミュージック、NHKエンタープライズなどからCDやDVDが多数発売されており、いずれも高い評価を受けている。 1998年、2001年には小澤征爾の指揮でヨーロッパ公演を行い、世界有数の室内管弦楽団との評価を確立した。08年6月の第3回ヨーロッパ公演は、指揮者なしで実施。ミュンヘン、フィレンツェ、マドリードの3都市で公演を行い、その実力を絶賛された。