しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト

しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティストについて

「しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト(以下「レジデント・アーティスト」)」は、別府アルゲリッチ音楽祭の20回を記念し、世界最高峰の芸術家マルタ・アルゲリッチと音楽祭の功績、成果を顕彰し、その精神を後世に引き継ぐ拠点である「しいきアルゲリッチハウス」において、2018年にスタートしました。

レジデント・アーティストには、「しいきアルゲリッチハウス」で理想の音楽を探し求める場所として集中的にリハーサルを行い、しいきアルゲリッチハウス室内楽シリーズやマスタークラス等に定期的にご出演いただく中で、大分県から芸術の本質を社会へ広めるとともに、音楽を通した国際交流の懸け橋として豊かな芸術文化を国内外に紹介していただきます。

そして、マルタ・アルゲリッチが紡いでいる歴史を未来へ継承しながら音楽文化の殿堂を目指す「しいきアルゲリッチハウス」において、その演奏を通じて、当財団が行う芸術文化の振興により深く関わっていただきます。

これまでにご就任いただいたのは、別府アルゲリッチ音楽祭やしいきアルゲリッチハウスに御縁があり、世界的にご活躍されている3名の音楽家の方々です。

私たちアルゲリッチ芸術振興財団は、クラシック音楽文化の発信拠点として「しいきアルゲリッチハウス」において、演奏家と県民をはじめとする聴衆が、出会いや交流を重ね、芸術的体験を共有していく中で、サロン文化が醸成されていくことを期待しています。

ひいては、当財団が目指す音楽芸術の創造、国際的相互理解の推進、子どもたちの心豊かな人間形成、大分県における豊かな地域会の創造に向けて、より充実した取り組みを進めてまいります。

竹澤 恭子

たけざわ きょうこ / ヴァイオリン

プロフィール

桐朋女子高校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、併せてレウカディア賞、黒柳賞を受賞。1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。以来、国際的に活躍し、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロンドン響、モスクワ放響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、バイエルン放響など、世界の一流オーケストラと共演多数。指揮者では、ズービン・メータ、レナード・スラットキン、リッカルド・シャイー、小澤征爾らと共演。才能教育研究会で学んだ経験を生かし、教育活動も行い、メニューイン、ロン=ティボーなど国際コンクールの審査員も務める。2018年シーズンはデビュー30周年を迎え各地でリサイタル等成功させた。第3回出光賞、愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1735年製作のストラディヴァリウス「サマズィユ」。
2018年より、しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト。
■オフィシャルホームページ http://www.kyokotakezawa.com/

川本 嘉子

かわもと よしこ / ヴィオラ

プロフィール

3歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学に入学。これまでに、ヴァイオリンを江藤俊哉、鈴木愛子、室内楽を末吉保雄、原田幸一郎の各氏に師事。在学中より演奏活動を開始。東京都交響楽団に入団を機にヴィオラに転向。1999年から2002年の退団まで同団首席奏者。現在、ソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。92年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位(1位なしの2位)。96年村松賞、97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、15年東燃ゼネラル音楽賞・洋楽部門奨励賞等を受賞。ソリスト・室内楽奏者として音楽祭やコンサートに多数出演し、アルゲリッチ、バシュメットらと共演。ソリストとしてガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ等の著名な指揮者と共演。京都アルティ弦楽四重奏団、AOIレジデンス・クヮルテットのメンバー。17年4月からNHK交響楽団首席客演奏者。(公財)アルゲリッチ芸術振興財団ピノキオコンサートArgerich's Friends。2018年より、しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト。

小菅 優

こすげ ゆう / ピアノ

プロフィール

2005年カーネギー・ホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。デュトワ、小澤等の指揮でベルリン響、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響等と共演。10年ザルツブルク音楽祭でポゴレリッチの代役としてヘレヴェッヘ指揮カメラータ・ザルツブルクと共演。2010年から15年にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会(全8回)を東京、大阪で行い各方面から絶賛を博した。現在はソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏を含むベートーヴェンのすべてのピアノ付き作品を取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組んでいる。2017年第48回サントリー音楽賞受賞。2017年秋より、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにした新リサイタル・シリーズ『Four Elements』を始動。
2020年より、しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト。
※小菅さんよりメッセージビデオ
 → しいきアルゲリッチハウス レジデント・アーティスト就任に寄せて