2021年11月6日(土)
東京オペラシティ リサイタルシリーズ【入場整理番号の配付について】
当公演は自由席のため、開場前の混雑や密を避けるため、当日の午前11時から午後1時まで入場整理番号を配付いたします。
詳しくは → こちら
J. S. バッハ : | カンタータ 第64番《見よ、父なる神の大いなる愛を》BWV64から「この世にあるものは」 |
J. S. バッハ : | カンタータ 第149番《勝利の喜びの歌が》 BWV149から「神の御使いは離れない」 |
ライマン : | 私を破滅に導いた眼差し——ゲーテの『ステラ』から第2モノローグ(2014) |
【全席自由】
3,000円(税込)
【チケット取扱い】
2021年9月6日(月)10:00より販売開始
確かな実力でさまざまなオペラ公演に欠かせぬ存在となっているソプラノ、嘉目真木子。
近年リサイタルにも力を入れている彼女がB→Cで披露するのは「ドイツ音楽の潮流のなかで、哲学者や思想家と作曲家がどのように結びついていたのか?」という点に興味を持ち、編んだプログラム。詩と音楽が融合している曲、少し尖った表現の曲、演じる要素の強い曲など、並べられた作品は曲順にもこだわり、さらに全曲初挑戦です!
この選曲テーマに至ったきっかけの一つに、彼女が幼い頃暮らしたドイツ・ハイデルベルクでの記憶がありました。
かつて家族と歩いた「哲学者の道」は、ゲーテやヘルダーリンなど数多くの詩人や哲学者が歩き、思索に耽った道。さらに社会思想学者の父、哲学者の兄を家族にもつ彼女にとって、音楽と哲学や思想、それぞれの存在や関係が身近に感じられることもあるようです。
「思想や哲学、文学そして音楽、それは全て人が生きていく上で常に関わりあって育まれる文化。バッハからコンテンポラリーという時代の流れを辿り、そこに生きた作曲家たちや文化人たちの息吹を感じられる演奏を、各々の曲の背景が浮かび来るような演奏をめざしたい」と、作品そのものが持つ世界に深く迫ります。
まさに一期一会、濃密な音楽体験を味わえることでしょう。
東京オペラシティ リサイタルシリーズ
B→C(ビートゥーシー) バッハからコンテンポラリーへ
実力ある若手日本人演奏家が、「B」=バッハ作品と「C」=現代曲を軸に、独自のプログラムを組むリサイタル・シリーズ。1998年のスタートから既に230回を超え、東京オペラシティの名物企画として、常に音楽ファンの注目を集めています。若きアーティスト達の才気溢れる個性と音楽性を大胆に浮き彫りにする人気シリーズを大分で初開催。更なる出会いの場を広げています。
嘉目 真木子(ソプラノ)
Makiko Yoshime (Soprano)
大分県出身。国立音楽大学大学院修了、二期会オペラ研修所を修了(優秀賞)。文化庁新進芸術家海外派遣員としてフィレンツェで研鑽を積む。第10回東京音楽コンクール最高位。東京二期会『魔笛』パミーナでデビュー後、『フィガロの結婚』スザンナ/伯爵夫人、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『パリアッチ』ネッダ、『椿姫』ヴィオレッタ、『こうもり』ロザリンデ、『魔弾の射手』アガーテ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『金閣寺』有為子/若い女、等で二期会や日生劇場等の様々なプロダクションにて出演を重ねる。2018年フランス国立ラン歌劇場『金閣寺』若い女で欧州デビュー。コンサートソリストとしても様々なオーケストラと共演。NHK『ニューイヤーオペラコンサート』、NHK『ららら♪クラシック』、NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』、BS日テレ『歌に恋して』等メディアにも出演。二期会会員。
www.makikoyoshime.com
[主 催](公財)東京オペラシティ文化財団
[協 賛]日本生命保険相互会社
[協 力](公財)アルゲリッチ芸術振興財団
【チケットに関するお問合せ】アルゲリッチ芸術振興財団 0977-27-2299(10:00〜18:00/土・日・祝はお休みです)
【公演に関するお問合せ】東京オペラシティ文化財団 03-5353-0770