1953年韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校とジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー・コンクール ピアノ部門で第2位。その後、ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者となる。ドイツのザールブリュッケン放響の音楽監督および首席指揮者(1984〜1989)、パリ・オペラ座バスティーユの音楽監督(1989〜1994)、ローマ・サンタチェチーリア管の首席指揮者(1997〜2005)、フランス国立放送フィルの音楽監督(2000〜2015。現在は名誉音楽監督)にも就任、1997年に自らが創設したアジア・フィルハーモニー管の音楽監督も務める。2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年からは桂冠名誉指揮者、そして2016年9月からは名誉音楽監督に就任。韓国では2006年より2015年までソウル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めた。2012年からは、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者にも就任。このタイトルは500年近い同楽団で初めて設定されたタイトルである。近年は特にミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場などを中心にオペラの指揮も積極的に行っている。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への支援、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など、多岐にわたり活躍している。2017年8月には「One Korea Orchestra」と「One Korea Youth Orchestra」をソウルで創立し、文字通りの南北の音楽家や若者の交流を目的とした活動も開始。2017年5月にはイタリアのタオルミナでの先進7か国国首脳会議(G7サミット)特別演奏会でミラノ・スカラ座管弦楽団を指揮。イタリアで開催された首脳会議でイタリア人以外の指揮者がイタリアオペラの一部を指揮したこと、平和を願うメッセージを各国首脳の前で伝えたことはとても注目された。

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