辻本玲

Tsujimoto Rei

チェロ
©KING RECORDS

7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。その後ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)、ベルン芸術大学(スイス)に留学。2003年、第72回日本音楽コンクール第2位、併せて「聴衆賞」受賞。2007年度青山音楽賞新人賞受賞。2006年、2007年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、世界各地で共演。2009年、第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。2011年にサントリーホール他5大都市でデビュー・リサイタルを開催。2013年、第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。ソロ活動と並行して、サイトウ・キネン・オーケストラやアルカス佐世保のレジデンス・カルテットの一員として活動するほか、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」「及川浩治トリオBee」「ひばり弦楽四重奏団」などの室内楽にも多数参加。2016年に別府アルゲリッチ音楽祭にてワディム・レーピンと共演するなど実力派チェリストとして高い評価を得ている。2019年にソロCD『オブリヴィオン』をリリースし「レコード芸術」誌にて特選盤に選出。日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者を経て、現在はNHK交響楽団首席チェロ奏者を務める。
これまでに、NHK交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハ-モニ-管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、ロシア国立交響楽団、ベルリン交響楽団等と共演。メタ・ワッツ、オーランド・コール、川元適益、上村昇、山崎伸子、アルト・ノラス、アントニオ・メネセスの各氏に師事。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより1730年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを、特別に貸与されている。
公式サイト http://www.rei-tsujimoto.com