私の80才を祝していただき、広瀬大分県知事による「マルタ・アルゲリッチの日」の制定を嬉しく思っています。
なによりも嬉しかったことは、私の音楽祭を通してクラシック音楽の社会での役割を理解してくださったことです。

日本は長年私の活動の一つの支柱を為すものです。
その中で1994年に大分ー別府に初めて訪れて以来、私の人生での大切な「初めて」を経験してきました。
それは、公的な役職、自らの名前を冠した音楽祭、椎木正和氏からのアルゲリッチハウスと専用ピアノ マルティータの寄贈を受けたことです。
そして今回の「マルタ・アルゲリッチの日」の制定です。

この一つ一つには形式的なものではない、友情や絆といった人間的な思いやりや、繊細な愛情が込められています。
このことは私に何か言葉では表現出来ない感情、我が家に帰り守られているような安心感と言えばよいのでしょうか、そのようなものを与えてくれるように思います。
特に別府は、私の家族も同様に親しみを感じています。

今までもそうであったように、私は皆さまと共に芸術が社会で役立てられ、人々へ調和や寛容の精神を醸成する一助となり、共に生きる安寧な社会への道と繋がることを信じたいと思います。

この制定の精神が世界の人々へ届き、今というこの時を大切に過ごし、未来への希望へとつながっていくことを願っています。
そのことを大切な友と共に実現するために、私は何度もここ大分県へ戻ってきます。
本当にARIGATO
マルタ・アルゲリッチ
 公益財団法人 アルゲリッチ芸術振興財団 総裁
別府アルゲリッチ音楽祭 総監督
大分県 外国人名誉県民

→ 「マルタ・アルゲリッチの日」制定


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