1922年イスラエルのハイファ生まれ。5歳でヴァイオリンを始め、7歳で最初の演奏会を開く。演奏を聴いたフーベルマンに見出されてフランスに渡り、12歳でパリ音楽院を首席で卒業。その後もジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、カール・フレッシュ等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積む。1951年ロン=ティボー国際音楽コンクールに入賞、56年にアメリカデビューを果たし、超絶技巧の天才ヴァイオリニストとして世界的な賞賛を博し、活躍の舞台を全世界に広げる。19世紀の演奏様式、音楽感を伝える希少な演奏家で、カザルス、ハイフェッツ、ゼルキン、オーマンディ、セル、ホーレンシュタイン、クリュイタンスなど歴史上の名匠と共演を行い、「別府アルゲリッチ音楽祭」で有名なアルゲリッチを始め、バレンボイム、メータ、インバル、デュトワ、パリ管弦楽団、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管弦楽団、レニングラード・フィル等々、多くの一流演奏家から招聘を受けている。1950年から開始したレコーディングの経歴も豊富で、ACCフランス・ディスク大賞、米ヘラルド・トリビューン年間ベスト・レコーディング等各国で高い評価を得ている。日本では、アルゲリッチ音楽祭ライヴ・ソナタ集、カザルスホールの無伴奏DVD等独自のリリースも多い。最近では名盤「24のカプリース」CD、チャイコフスキー協奏曲DVD、「伝説のリサイタル〜2013年東京公演ライブ映像」もリリースされた。ユネスコ親善大使を務めるほか、2011年5月には東日本大震災の被災者のために石巻市を訪れて演奏活動を行い、以来、来日公演のたびに東北地方を訪れて慰問演奏を行っている。

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